安全に暮らせる構造Structure
エコジオ工法とは
地球に優しい砕石の地盤改良
最近、住宅などの小規模な地盤改良工事において、セメント系固化材や鋼管よりも環境負荷が小さい砕石を用いる地盤補強工法が増加しています。しかし、掘削時の孔壁崩壊や砕石の締固めに不均一性などに問題がありました。
エコジオ(※)工法は、独自開発のEGケーシングにより孔壁の崩壊を防ぐとともに、一定の層厚で所定の回転トルクを与え締固めることで、安定した品質の柱状砕石補強体を形成することが可能です。
※商標登録第5246930号
エコジオは三重大学との共同研究の成果に基づいた砕石地盤改良技術です。
地球環境の保全
エコジオ工法は、自然素材の砕石だけを使用する地盤改良技術。施工中も廃棄物が発生せず、他の素材に比べCO2の排出量も大幅に削減できます。エコジオ工法は、私たちの子孫のために今使う、地盤改良技術です。
土地の価値を守る
「地中埋設物」や「土壌汚染」は、地価を下げる可能性※があります。砕石だけを使用するエコジオ工法は、土地の価値への影響を最小限に抑えます。
※不動産鑑定評価基準(国土交通省)より
安定した品質
砕石は、強い天然石
砕石は、小さく砕いた自然石です。重たい列車を支えるために、線路の下には砕石が使われています。また、多くの歴史的な建造物にも自然石が使われています。砕石の強度は、ほとんど劣化せず、長期的に強さを保ち続けます。
施工中に掘削した穴が崩れ砕石に土が混ざると、砕石抗が弱くなります。エコジオ工法は、独自開発のEGケーシング(特許取得済)を使ってこれを防止することに成功。地下水のある軟弱な地盤でも、掘削した穴を崩さず、品質の安定した砕石抗をつくることができます。
液状化対策にも利用できる
以前から、規模の多きい堤防やビルなどの液状化対策では、砕石を地中に円柱状に詰め込むグラベルドレーン工法が使われていました。エコジオ工法は、グラベルドレーン工法と同様の液状化抑制効果が期待できます。